水やりはいつも深夜だけど
窪 美澄さんの
“水やりはいつも深夜だけど”
を読みました。
すべて育児がベースにある短編集です。
全部、共感できました。
ママ友に嫌われたくないが為に
空回りする女性、
産後うつになった妻と関係を修復できない夫、
我が子の障害に怯える母親、
出産後の妻の自分に対する無関心から
浮気しようとする夫、
他人事とは思えませんでした。
でもこれらの物語には、
ほんの少しの救いがあり、
その救いがあることで、
明日もきっと生きていけると思える、
そんな一冊でした。
いちばん好きなのは、
ゲンノショウコ です。
涙が出てしまいました。
この間見た番組によると、
出産後に夫にイライラしたり、
冷たくなるのは、
出産をしてすぐに脳から出るホルモンが
一気に変わること、
更にそのホルモンが、子供を守る為に
常に母親を緊張状態にさせていること、
などが原因として証明されているそうです。
夫のことがどうでもよくなるわけではないのです。
そのことは理解して欲しいなぁ。
(と出産後からレスの私が言っております。)